「M&A業界の平均年収はどれくらい?」
「年収が高いって噂はほんと?」
大企業による事業戦略の拡大や中小企業の後継者問題などを受け、年々右肩上がりの需要・成長を続けるM&A業界。
M&A業界について詳しく知らない方でも、「M&A業界=高年収」という認識を持っている方は多いのではないでしょうか。
次の表をご覧ください。
参照:ダイヤモンド社「年収が高い会社ランキング2024」より
上記は、上場企業の平均年収トップ5を表したもので、トップのM&Aキャピタルパートナーズが約2,500万円と、2位に約400万円の大差をつける結果となりました。
5位以下についても、M&A業界が軒並み上位に位置する結果となっており、平均年収の高さがうかがえます。
また、M&A業界は20~30代の若手が中心に活躍しているため、頑張り次第では、入社1年目から1,000万円プレイヤーを目指すことも十分に可能です。
尽きないM&A需要にやりがいのある仕事、そして高年収を実現できる魅力性、それがM&A業界の強みであるといえるでしょう。
一方、M&A業界は就職(転職)難易度の高さがトップクラスであることも有名で、就職(転職)の成功率はわずか数%とも言われており、非常に狭き門となっています。
そこで当記事では、平均年収が1,000万円を超えるM&A会社をご紹介するとともに、高年収が実現できる理由、就職(転職)を成功させるポイントについてお話しします。
「やりがいのあるM&A業界で高年収を目指したい」「年収1,000万円以上を目指せるM&A会社が知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
M&A業界が高年収である理由は、次の3つです。
上記について、詳しくお話ししていきます。
冒頭でもお伝えしたように、大手企業による事業拡大や中小企業の生き残り戦略を懸けたM&Aの動きが活発化しています。
特に、コロナ渦の景気低迷により、日本全体の企業に大きな打撃を受け、軒並み倒産に追い込まれてしまったことも、M&A件数が増加した要因の一つにあります。
次の表をご覧ください。
参照:マールオンライン「レコフデータ」より
上記は、1985年以降のM&A件数を表したグラフになりますが、2010年(リーマン・ショック後)を境に増加傾向にあることが見て取れます。
今後の展望として、コロナ渦の景気低迷が尾を引くだけでなく、経営者の高齢化や後継者不足問題が顕著になっていますので、向こう数年は市場規模が拡大することが予想されます。
高年収が実現する理由の一つで、収益性の高さが挙げられます。
M&Aは、会社と会社の取引なので、数千万円から数億円単位でお金が動きます。
そのような大きな取引である以上、収益性の高さは自明の理といえるでしょう。
様々な会社があるため買取額に明確な相場はありませんが、「時価純資産額+営業利益2~5年分」を目安としているケースが多いようです。
他方、M&A会社運営の設備コストが低いことも、高収益実現の要因の一つにあります。
例えば、一般的な会社を運営する場合は、人件コスト以外に設備コスト(設備導入費や維持費など)がかかりますが、M&A会社は「コンサルティング」が主なので、極端な話、人件コストと僅かな設備費用さえあれば運営できてしまうのです。
この費用対効果の高さも、M&A業界の収益性が高いといわれる所以でしょう。
M&A会社の多くは、給与体系に「成果報酬制(インセンティブ制度)」を導入しています。 例として、年収ランキングトップのM&Aキャピタルパートナーズの給与体系を見てみましょう。
参照:リメディ「M&Aキャピタルパートナーズの年収はなぜ日本一高いのか?」より
上記は、中途入社における初年度の給与体系ですが、正社員だと「固定年収+インセンティブ」のため、取引を成功させれば青天井で年収がアップしていきます。
役職が上がれば固定年収も増加しますので、頑張り次第では2,000万、3,000万、それ以上も目指すことも十分可能です。
※詳しくは2章で深掘りしていきます。
一方で、基本給は約400万円と一般企業と大差ありませんので、仮に取引が0の場合、平均年収を大きく下回ることになります。
インセンティブが高い=取引難易度も高いことを意味していますので、年収の高さだけで就職(転職)を決めるのは難しい業界とも言えるでしょう。
M&A業界の年収が高い理由について、お分かりいただけたのではないでしょうか。
平均年収が高い一方で、求められる能力(難易度)も非常に高くなりますので、相応の努力が必要だということですね。
次に、平均年収が1,000万円以上のM&A会社をご紹介します。
一口にM&A会社といっても、「M&A仲介会社」と「FAS」の2業種に分類され、求められる能力も違いますので、就職(転職)をお考えの方は、自分の希望する業種はどちらなのかを明確にする必要があります。
M&A仲介会社とFASの違いについては、「M&A業界の仕事内容|M&A仲介とM&Aアドバイザリーの違いについても解説」で解説していますので、合わせてお読みいただくと理解が深まります。
M&A仲介会社の上位企業については、次の3社です。
企業名 | 平均年収 |
M&Aキャピタルパートナーズ | 約2,500万円 |
株式会社ストライク | 約1,500万円 |
日本M&Aセンター | 約1,100万円 |
※2023年のデータ参照
それぞれの会社について、以下で深掘りしていきます。
参照:M&Aキャピタルパートナーズ公式HPより
最初にご紹介するのは、年収ランキングトップのM&Aキャピタルパートナーズです。
【会社情報】
会社名 | M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 |
設立 | 2005年10月 |
資本金 | 29億円(※) |
所在地 | 東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー36階 |
代表者 | 中村 悟 |
従業員数 | (連結)313名 (単体)244名(※) |
※2024年9月30日時点
M&Aキャピタルパートナーズは、東京都中央区に本社を構えるM&A仲介会社です。
他の追随を許さない圧倒的な年収の高さが印象的ですが、その理由は次の通りです。
参照:リメディ「M&Aキャピタルパートナーズの年収はなぜ日本一高いのか?」より
大手企業ならではの安心と信頼で大規模案件を数多く手掛けていることもありますが、一人のコンサルタントが売り手・買い手双方を一貫して担当する点も、高年収である大きな要因といえるでしょう。
通常は複数人で担当するところを一人で担当するわけですから、インセンティブを総取りできるわけです。その反面、一人の負担が大きなものになり、求められる能力も非常に高くなりますので、高度な営業力と知識を兼ね備えたプロフェッショナル向けの会社ともいえます。
関連コラム:M&Aキャピタルパートナーズの年収はどれくらい?特徴も解説
参照:株式会社ストライク公式HPより
次にご紹介するのは、株式会社ストライクです。
【会社情報】
会社名 | 株式会社ストライク |
設立 | 1997年7月 |
資本金 | 8億2,374万円(※) |
所在地 | 東京都千代田区大手町1丁目2番1号 三井物産ビル15階 |
代表者 | 荒井 邦彦 |
従業員数 | 368名(※) |
※2024年9月30日時点
株式会社ストライクは、東京都千代田区に本社を構えるM&A仲介会社です。
公認会計士・税理士である荒井邦彦氏が創業した会社ということもあり、M&Aアドバイザリー業務を得意としております。
また、業界最安値の料金体系をとっていることでも有名で、中小企業からの信頼が厚く、比例してM&A案件も豊富にあります。
給与体系は、他に漏れず「固定年収+インセンティブ」という形ですが、固定年収が400~1,000万円と、能力に応じて大きく開きがあるようです。
中途採用よりも新人育成に力を入れている会社ですので、能力に自信があり、これからM&A会社への就職を検討している方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。
参照:日本M&Aセンター公式HPより
M&A仲介会社の最後にご紹介するのは、日本M&Aセンターです。
【会社情報】
会社名 | 株式会社日本M&Aセンター |
設立(創業) | 2021年4月1日(1991年4月25日) |
所在地 | 東京都千代田区丸の内一丁目8番2号 鉄鋼ビルディング24階 |
代表者 | 竹内 直樹 |
日本M&Aセンターは東京に本社を置く仲介会社で、シンガポールやマレーシアなどにも拠点を置くなど、グローバルに活動しています。
売上高は業界トップクラスで、ネットワークや情報量は群を抜いています。
企業名 | 売上高 |
日本M&Aセンター | 441億円 |
M&Aキャピタルパートナーズ | 208億円 |
株式会社ストライク | 138億円 |
※2023年9月期時点
上記の表を見ても分かるように、2位のM&Aキャピタルパートナーズの倍以上の売上高を誇っています。
その高い収益性の裏付けもあり、社員への給与還元も可能で、初年度で年収1,000万円を超えることも珍しくありません。
頑張りが目に見えて分かる会社ですので、やりがいのある仕事をしてみたいという方には向いているといえます。
続いて、FASの上位企業についてお話ししていきます。
FAS業界では、「BIG4」と呼ばれる世界的にも有名な4社があり、比例して平均年収も高いです。
上位企業でもあるBIG4は、次の4社です。
企業名 | 平均年収 |
KPMG | 約1,520万円 |
デロイトトーマツ | 約1,450万円 |
PwC | 約1,425万円 |
EY | 約1,410万円 |
参照:タレントスクエア「FASとは?BIG4の年収」より
BIG4は世界4大会計事務所・総合コンサルティングファームとも呼ばれ、M&Aの分野に留まらず、会計監査全般に関わる様々な分野を手掛けているのが特徴です。
世界トップクラスの会計事務所ということもあり、情報量やネットワークもさることながら、戦略立案からクロージングに至るまで、一貫した業務遂行が可能です。
FAS業界を牽引するBIG4について、詳しくお話ししていきます。
参照:KPMG公式HPより
KPMGは、オランダを本部とする多国籍企業で、日本支部は東京を始めとして、全国各地に点在しています。
また、一つの業態として存在しているわけではなく、
~会計監査~
~税務~
~アドバイザリー~
上記のように、3つの分野と9つのファームで構成されており、M&Aの分野はアドバイザリーのファーム(KPMGコンサルティング・KPMG FAS)が担当領域です。
給与体系は、固定年収+インセンティブですが、勤続年数や役職によっても変動します。
参照:リメディ「KPMGコンサルティングの年収はなぜ高い?」より抜粋
リメディ独自の調査によると、勤続年数による年収の開きがありますが、これの意味するところは、実力がないと長く働くことは難しいということです。
M&A業界自体が完全実力社会と言われていますが、まさにそれを体現したような会社ですので、就職(転職)を希望する場合は覚悟をもって臨む必要があるでしょう。
参照:デロイトトーマツグループ公式HPより
デロイトトーマツは、イギリスのロンドンを本拠地とする会社で、日本支部は東京を始め、全国各地に点在しています。
KPMG同様、様々な分野がある中で、M&A業務は、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)が担当領域になります。
給与体系については、次の表をご覧ください。
参照:リメディ「デロイトトーマツコンサルティングの年収はなぜ高い?」より抜粋
上記の表を見ると、初年度の給与はKPMGと比較してもさほど変化はなく、実力(勤続年数)次第では年収億越えを目指すことも可能です。
一方で、年収1,000万円以上を目指すには、シニアコンサルタント(5~9年目)が一つの目標になりますので、最初の数年は実力を伸ばすための努力が必要になるでしょう。
関連コラム:デロイトトーマツFAS(ファイナンシャルアドバイザリー)がやばい?向いている人の特徴も解説
参照:PwC Japan公式HPより
PwC(プライスウォーターハウスクーパース)は、デロイトトーマツ同様、イギリスのロンドンを本拠地とする会社で、日本支部は東京を始め、全国各地に点在しています。
様々な部門の中で、アドバイザリー業務を担っているのがPwCアドバイザリー(PwC FAS)です。
給与体系は、次の通りです。
参照:リメディ「PwCコンサルティングの年収はなぜ高い?」より抜粋
固定年収+インセンティブという給与体系がベースになっていますが、役職や勤続年数によって年収の度合いも変動していきます。
PwCは、「やさしさが生む、強さがある」をスローガンに掲げ、チーム一丸となってプロジェクトに取り組むことを強みとしており、お互いをカバーしながら、チームだけでなくクライアントにとても“やさしい”環境づくりを本気で目指している会社です。
完全実力社会という厳しい世界ではありますが、「ONE TEAM(ワンチーム)」でゴールを目指していきたいという方に向いている会社といえるでしょう。
関連コラム:PwC FAS(PwCアドバイザリー)はやばい?向いている人の特徴も解説
先にお話しした3社同様、EYはBIG4の一角を担う総合コンサルティングファームで、M&A業務は、EYストラテジー・アンド・コンサルティング FAS部門(EYSC)が担当グループになります。
給与体系は、次の通りです。
参照:リメディ「EYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収はなぜ高い?」より抜粋
入社1年目はコンサルタントとしてスタートし、年数(実力)に伴って役職や給与も上がる仕組みになっています。
EYの大きな強みは、コンサルティング部門とアドバイザリー部門の連携力の強さで、BIG4ならではのネットワークを活かしながら、入社一年目でも幅広い業務に携わることが可能です。
その反面、全ての業務が中途半端になってしまい、器用貧乏になってしまうリスクもあるため、幅広い業務を手掛けながらも、自分の強みを探すことが重要になります。
M&A会社の年収1,000万円以上の企業をご紹介させていただきましたが、業界トップクラスの有名企業は、収益性に比例して、社員に高い還元率を行っている傾向にあります。
前項で挙げたM&A会社以外でも年収1,000万円以上を目指すことは可能ですが、よほどの実力者でもない限り、安定して1,000万円以上を稼ぐことは困難であるといえるでしょう。
とはいえ、業界トップクラスの会社に就職(転職)するのは容易なことではなく、総じて転職難易度が高いため、ポイントを的確に押さえる必要があります。
M&A業界で高年収を目指すためのポイントは、次の3つです。
上記3つのポイントについて、詳しくお話ししていきます。
M&A業界は、営業職の頂点とも称されることがあるように、高度な営業力が必要不可欠です。
クライアントとなる相手が経営者ですので、自分の提案を納得させるだけの論理的思考力も必要になるでしょう。
具体的には、次の点を押さえると就職(転職)で有利に働きます。
特に営業力や論理的思考力といった抽象的な部分をアピールするには、目に見える実績や実際の対応力が重要ですので、重点的に養うようにしましょう。
M&A業界において、前項でお話しした営業力・論理的思考力と同じくらい、即戦力であることも非常に重要なポイントです。
就職(転職)における即戦力の評価ポイントは、資格の有無です。
M&A関連の資格を有していると、M&A業界への理解が深い(即戦力)ことをアピールできるので、就職(転職)が有利に働きます。
~M&A業界で優遇される資格~
~その他国家資格~
~その他資格~
M&A業務を遂行するにあたって、財務や税務、法務といった知識が重要になりますので、それらに関連する資格取得がおすすめです。
また、M&A業界経験者であれば、実務経験がないと取得できない資格(M&Aシニアエキスパート認定資格・M&Aスペシャリスト資格など)は、即戦力として高いアピールポイントになりますので、ライバルと差別化を図ることにも繋がります。
何度もお伝えしていますが、M&A業界の就職(転職)難易度は非常に高く、3章でお話した有名企業ともなれば、合格率は数%にも満たないでしょう。
さらに、自分の実力同等やそれ以上の実力者もひしめき合う場所で、独学だけでは到底太刀打ちできず、書類選考で門前払いされてしまうケースが多いのが実情です。
「餅は餅屋」ということわざがあるように、M&A業界のことは経験者に聞くのが一番で、特に就職(転職)については、M&A特化型転職エージェントの活用をおすすめします。
業界経験者ならではの視点で、入念な準備・対策を行えるだけでなく、M&A特化型転職エージェントでしか扱いのない非公開求人もありますので、ライバルと差別化を図ることも可能です。 さらに、相談は無料ですので、これを利用しない手はないでしょう。
M&A業界で年収1,000万円以上を目指すなら、M&A特化型転職エージェントの「NewMA」にお任せください。
弊社を強くおすすめする理由は、次の3つです。
あなたの「なりたい!」を叶えるため、弊社は持てる力をもって全力でサポートします。
M&A特化型転職エージェント選びの参考にしてください。
「4-3.M&A特化型転職エージェントを活用する」でもお話ししたように、就職(転職)対策において、業界経験者の声は重要なファクターです。
M&A業界全体の風潮で、内部情報を秘匿する傾向にあり、独学での準備・対策は困難とされています。何の対策も講じなければ、面接に不利になるどころか、書類審査で門前払いされる可能性が高くなります。
弊社は、職務経歴書の基本的な書き方から効果的にアピールする方法を伝授し、特殊と称される面接対策についても、徹底的にサポートしていきます。
また、弊社には未経験からM&A業界に就職したスタッフもおりますので、より実践的なサポートを行うことが可能です。
一般的なコンサルティングと違い、弊社は「本当に貴方にM&Aアドバイザリーとしての人生はあっていますか?」という根本的な部分からスタートしていきます。
M&Aの業務範囲は多岐に渡り、どこを主軸にするかで目指すべき目標(企業)も変わってきますので、あなたが思いもよらない企業が実はベストマッチだった、なんてこともあります。
また、各採用企業の特徴も求人票から伝わらないレベルでお伝えし、ギャップをなくすお手伝いをさせていただきますので、「頑張って入社したのに思った感じと違った」「自分のやりたい仕事と違った」というリスクを極力減らすことも可能です。
内定前だけでなく、入社後も丁寧なフォローを行う弊社だからこそ、あなたの悩みにしっかり寄り添い、後悔のないベストマッチな就職(転職)先をご提案することができるのです。
M&A特化型転職エージェントの大きな特徴として、そこでしか見ることのできない「非公開求人」というものが存在します。
ただ、M&A特化型だから非公開求人を掲載しているわけではなく、提携企業様からの信頼を得て、特別に掲載を許されているのです。
弊社においても、これまでの信頼と実績からNewMAだけに許された非公開求人を多数保有していますので、あなたにマッチした求人をご紹介させていただきます。
3章でご紹介したような大手M&A会社は、初年度から年収1,000万円以上を目指すことも可能です。
ただ、固定年収が400~500万円であることが多く、M&Aの成功報酬の有無によって大きく変動します。
極端な話、成約件数が0の場合は、年収1000万円はおろか、その半分にも満たない可能性がありますので、頑張り次第ということになるでしょう。
参照:リメディ「KPMGコンサルティングの年収はなぜ高い?」より抜粋
こちらはKPMGの一例ですが、ビジネスアナリスト(1~3年目)から始まり、勤続年数や役職が上がることで年収が増加していることが分かります。
「実力がなくても勤続年数が上がれば…」と思うかもしれませんが、M&A会社は完全実力社会ですので、実力がなければ、そもそも生き残ることができない過酷な業界です。
ただ、言い方を変えれば、「実力が役職や給与に反映される仕組みが明確」とも言えますので、努力を怠らないことが大切です。
中小企業のM&A会社の平均年収は600~800万円と言われています。
だからといって年収1,000万円以上を目指せないわけではなく、M&Aの成功件数を増やすことで、十分に目指すことは可能です。
ただ入社直後(初年度)は覚えることが多く、件数をあまりこなせないかもしれません。
先輩や上司からの指導を経て一人立ちし、失敗を恐れず積極的に活動することが、1,000万円プレイヤーを目指す一番の近道です。
いかがでしたか?
M&A業界が高年収の理由と、年収1,000万円を超える企業についてお話ししました。
最後にこの記事をまとめましょう。
◎M&A業界が高年収である理由は、次の3つ
◎年収1,000万円以上の上位企業は、次の通り
【M&A仲介会社】
企業名 | 平均年収 |
M&Aキャピタルパートナーズ | 約2,500万円 |
株式会社ストライク | 約1,500万円 |
日本M&Aセンター | 約1,100万円 |
※2023年のデータを参照
【FAS】
企業名 | 平均年収 |
KPMG | 約1,520万円 |
デロイトトーマツ | 約1,450万円 |
PwC | 約1,425万円 |
EY | 約1,410万円 |
※タレントスクエア「FASとは?BIG4の年収」より参照
◎M&A業界で高年収を目指すためのポイントは、次の3つ
以上になります。
M&A業界は、初年度から年収1,000万円を目指せる魅力的な側面がある反面、転職難易度が非常に高いことでも有名です。
入念な準備・対策が必須ですが、それらを独学でこなすのは至難の業です。
M&A特化型転職エージェントを活用することで、ライバルと差別化を図れるだけでなく、あなただけのベストマッチな求人を見つけることも可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
この記事が、M&A業界への就職(転職)を検討するきっかけになれば幸いです。
監修: NewMA株式会社 代表取締役 林健太郎
林健太郎…中之島キャピタルでM&Aコンサルタントを経験。成約も複数件経験し、マネージャーとして勤務後、M&A専門人材紹介会社のNewMA株式会社を設立。