私は中之島キャピタルという会社で実際にM&Aコンサルタントを経験しました。そこでいくつかギャップを感じたのでそこについて説明できればと思います。
入社前には、M&Aコンサルタントの仕事は魅力的でカッコよく見えました。
お客様の課題を知識とスキルを駆使して、洗練された方法で解決し、ビジネスの成功に貢献するというイメージがありました。
しかし、実際に仕事を始めると、入社前のイメージと現実との間には、いくつかのギャップがあることを知りました。
以下では、入社前とのギャップについて詳しく探っていきます。
入社前には、M&Aの交渉は高度な戦略とスキルによって、スマートに進められるものだと考えていました。
しかし、実際の交渉では、時に泥臭く長期間にわたる駆け引きが必要です。
クライアントの要望や対立点を解決するために、忍耐強さと交渉術が求められ、時には感情論や泥臭さも考えた上ではありますが必要になることもあります。
M&Aプロジェクトの最初に立ち上げる際、買い手候補や売り手候補の特定が思ったよりも困難であることがあります。
適切なパートナーを見つけ出すために、市場調査と幅広いネットワーク、それに適正なリストアップと電話やDMなどの行動量が必要です。
M&Aはそもそもかなり工程が多いビジネスであり、成約まで半年~長いと2年かかることもあります。
またプロジェクトが進行する過程で、M&Aの成約間近で第3者が介入したり、売主や買主の意向が変わったりすることがあり、思ったよりも成約が難しくなることがあります。
柔軟性と交渉力が必要です。
M&Aコンサルタントの報酬は、成約に応じて支払われることが多く、インセンティブが高いです。
これはよく聞く話ではあると思いますが、そこに偽りはなく、しっかり頑張って結果を出したらしっかり報われます。
私としては「本当にそうなんだ」ということに実は驚きました。
年収2000万や3000万も狙えるビジネスです。
M&Aコンサルタントとしての経験を通じて、交渉力やビジネス戦略の視点など、得られるスキルや洞察は非常に大きいです。
事業単位での視点を持ち、問題解決能力を高められることは、将来のキャリアにおいても非常に価値のあるものです。
M&Aコンサルタントの仕事は、クライアントが非常に喜び、感謝の意を示してくれる瞬間が多いです。
これは私は入社前はあまり正直重視していなかった部分ではありますが、実際に体験すると結構いいもんだなと思うようになりました。
なかなか泣くほど人が喜んでくれるというのはなかなか他の仕事では味わえない醍醐味であり、やりがいを感じる瞬間です。
私は入社前と入社後のギャップがあったことは事実ですが、M&Aコンサルタントとしての仕事は大変な一方で、得られるものも多いです。
そのギャップを埋めるためには、柔軟性、交渉力、問題解決能力を養うことが必要です。
M&Aの世界での経験は、きっと皆さまのキャリアにおいて非常に貴重なものとなり、成長とやりがいをもたらしてくれます。
もしM&Aに興味のある方は弊社 NewMA のサイトや弊社親会社 中之島キャピタル のサイトをご覧ください。