メガバンクからM&A業界への転職に向いている人の2つの特徴

2024.04.23
転職ノウハウ

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「このままメガバンクで何十年と働くビジョンが見えない」

M&A業界への転職に興味あるが、メガバンクからの転職に不安」

「メガバンクからのM&A業界への転職を有利にする方法は?」

 

高学歴を活かすキャリアプランにメガバンクを選択される方が多い一方で、「昔ながらの年功序列の風習に嫌気が差す」「保守的ではなくアクティブな働き方をしたい」「M&A業務を外注ではなく現場人として従事したい」という考えから、M&A業界への転職を検討する人が増加傾向にあります。

そこで当記事では、

  • メガバンクからM&A業界への転職に向いている人の特徴
  • メガバンクからM&A業界への転職を有利にする方法

上記について、詳しく解説します。

 

1.メガバンクからM&A業界への転職に向いている人の2つの特徴

メガバンクとM&A業界では共通する点が多いため、相互的にキャリアパスの手段として検討する方が多いのが特徴です。高学歴、高い知識・スキルを必要とする点や個人・法人様からお預かりした資金を運用する点、M&Aという手段を用いて資産形成(運用)を図る点など、業種として似ている部分が多いのが主な理由です。

相互的に、というようにメガバンクからM&AM&Aからメガバンクへの転職を希望する理由はそれぞれで異なりますが、今回は「メガバンクからM&A業界」への転職にフォーカスして解説していきます。

メガバンクからM&A業界への転職に向いている人の特徴は、以下の通りです。

 

1-1.守りではなく攻めの営業をしていきたい人

近年、メガバンクにおいては大企業との結びつきを強化する一方で、中小企業への融資を控える動きが顕著になりました。同時に、M&A需要の大半を占める中小企業との関わりが減ることを指すため、保守的な体制に拍車がかかる要因にもなっています。

良く言えば安定、あえて悪く言うなればビジネスパーソンとしての成長が見込めないため、メガバンクからのキャリアアップを図りたい方には厳しい現状になりつつあります。

他方で、経営者の高齢化や後継者不足問題を受けて、M&A需要は右肩上がりの動きを見せています。事業継承を目的としたM&Aもさらなる加速化が予想されているため、攻めの営業をかけていきたい方には向いていると言えるでしょう。

 

1-2.頑張りが給与に反映される報酬制度に興味がある人

メガバンクとM&A業界はどちらも高年収なことで有名ですが、給与体系に大きな違いがあります。その最たる理由として、M&A業界では成果報酬(インセンティブ)制度を導入している点が挙げられます。

 

1-2-1.メガバンクの給与体系

メガバンクといっても、一般的な企業の給与体系との違いはなく「基本給+各種福利厚生手当」が基本的な考え方になります。

東京商工リサーチの調査によると、令和3年におけるメガバンクの平均年収は739万円、ランキングとしては16位と、上位企業の一つという位置付けです。

 

1-2-2.M&A業界の給与体系

前述の通り、M&A業界は成果報酬(インセンティブ)制度を導入しているので「基本給+各種福利厚生手当+インセンティブ」が一般的です。

基本給だけで見ると年収400万円と低めの水準ですが、1プロジェクトあたりの報酬が高いので、頑張り次第では年収1,000万円以上を目指すことが可能です。

現に、M&A業界は常に平均年収ランキングにおいて上位をキープしており、同ランキングトップのM&Aキャピタルパートナーズは、20229月期において平均年収3,161万円と他を寄せ付けない高年収を実現しています。

このように、M&A業界は自分の頑張りが目に見えて反映されるため、プロフェッショナル思考を求める方に向いていると言えます。

 

2.メガバンクからM&A業界への転職には転職エージェントを活用するのがおすすめ

いかにネームバリューの高いメガバンクとはいえ、M&A業界への転職は非常に難易度が高く、自力での転職活動は困難を極めます。そこで、M&Aに特化した転職エージェントを活用することで、転職を有利に進めることが可能です。

主なメリットとしては、以下の通りです。

 

2-1.履歴書や職務経歴書の基本的な書き方をサポートしてくれる

M&A業界への転職において、履歴書や職務経歴書は重要なファクターで、ここを疎かにすると面接や試験で不利になることは必至です。

テンプレート通り埋めるのではなく、自分のスキルがM&A業界にどう活かせるのかを具体的且つ論理的に表現することが重要で、こういったアドバイス・添削作業をキャリアコンサルタントがサポートしてくれます。

そうでなくても、M&A業界は事前対策が困難とされているので、業界に熟知した人からのサポートを受けられることは、ライバルとの差別化を図ることにも繋がるでしょう。

 

2-2.M&A業界経験者が多数在籍

M&Aに特化した転職エージェントの多くは、M&A業界経験者で構成されており、これの意味するところは、M&A業界の“生”の声を聞くことができるという点です。

前述の通り、M&A業界は秘匿性が高く、事前対策が困難とされています。そのため、M&A関連の情報は非常に価値があり、その恩恵を受けられるという点だけでも活用しない手はありません。

 

2-3.非公開求人も多数存在

M&A業界が公開している求人の中には、転職エージェントにしかない非公開求人が多数存在します。また、一般公開されている求人は、即戦力や業界経験者を主軸にしていることが多く、未経験からの応募では門前払いされるケースもあるというのが正直なところです。

メガバンクというネームバリューを最大限活用するためにも、転職エージェントだけが抱える非公開求人を上手く活用しましょう。

 

3.まとめ

メガバンクからM&A業界への転職が向いている人の特徴について解説しました。

メガバンクは非常に高いネームバリューを持つ一方で、アクティブに活動したい人には少し物足りないと感じることもあります。

特に事業継承ニーズに関しては、M&A業界へ外注依頼するしかないのが現状で、それを歯がゆいと感じる人が多いと聞きます。

メガバンクの業種に囚われない自由な働き方の実現のために、M&A業界への転職を検討してはいかがでしょうか。

 

 

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林健太郎…中之島キャピタルでM&Aコンサルタントを経験。成約も複数件経験し、マネージャーとして勤務後、M&A専門人材紹介会社のNewMA株式会社を設立。