「味の素に入りたいけど、うちの大学から受かった人はいるのかな?」
そんな思いから、「味の素 採用大学」と検索している人も多いのではないでしょうか。
特に就活が本格化してくると、自分の出身大学でも採用の可能性があるのか不安を感じやすいもの。
採用実績を確認したくなるのはとても自然なことでしょう。
実際に味の素は、食品業界の中でもグローバルに展開しており、利益率の高さも素晴らしい企業です。
≪事業利益≫
2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高(百万円) | 1,071,453 | 1,149,370 | 1,359,115 | 1,439,231 | 1,530,556 |
事業利益(百万円) | 113,136 | 120,915 | 135,341 | 147,681 | 159,302 |
これだけの実績を見せつけられると、「東大や京大みたいな超一流大学の学生しか相手にしてもらえないかも…」という感情が湧いてくるのも無理はありません。
ですが、実際の採用実績を見てみると、想像とは異なる一面が見えてきます。
本記事では、味の素がどの大学から内定者を輩出しているのかを分かりやすく整理し、学歴フィルターの有無や職種ごとの傾向、さらには選考対策のポイントまで具体的に解説していきます。
「自分にもチャンスがある」と感じられる情報を届けられるよう、事実をもとに丁寧にお伝えしていきますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
社名 | 味の素株式会社 |
事業内容 | 食品(調味料・食品・冷凍食品など)の研究開発・販売 バイオ&ファインケミカル(ヘルスケアなど)の研究開発・販売 |
代表 | 取締役 代表執行役社長 最高経営責任者:中村 茂雄 |
設立 | 1925年12月17日 (創業:1909年5月20日) |
資本金 | 798億6,300万円 (2025年3月31日現在) |
売上高 | 1兆5,305億円 |
営業利益 | 1,593億200万円 |
株式上場 | 東京証券取引所プライム市場 |
国内拠点 | 本社拠点:東京都中央区京橋一丁目15番1号 支社拠点:東京、大阪、九州、名古屋、東北 支店拠点:関東、中四国、北陸 営業所:新潟、東中国、静岡、北東北 事業所・工場拠点:川崎、東海、九州 研究所:神奈川県川崎市川崎区鈴木町 |
海外拠点 | ヨーロッパ・アフリカ:トルコ、フランス、ベルギー、スペインなど8ヵ国 アジア:バングラデシュ、中国、タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポール、インドネシア、台湾など13ヵ国 北米・中南米:メキシコ、アメリカ合衆国、ブラジル、エクアドル、カナダなど6ヵ国 |
従業員数 | 単体3,627名 連結34,860名 (2025年3月31日現在) |
平均年齢 | 44.3歳(2025年3月31日現在) |
平均勤続年齢 | 19.4年 |
平均年収 | 1,036万7,410円 |
就活が進むにつれて、“自分が届く企業”と“届かない企業”を線引きしたくなる気持ちは自然とわいてくるもの。
でも、味の素の場合はそのラインを早まって引く必要はありません。
というのも、この企業は毎年、いわゆる難関大学から地方の国公立大学、さらには中堅上位の私立大学まで、実に幅広い層から内定者を輩出しているからです。
もちろん選考基準は一律ではありませんが、「その大学から過去に採用された実績がある」という事実は企業にとっても安心材料となりやすく、応募者側にとっても大きな後押しになります。
実際に、味の素の採用実績として公開されている大学は以下の通りです。
大学 | 国公立 | 北海道大学、帯広畜産大学、小樽商科大学、東北大学、信州大学、東京大学、一橋大学、東京工業大学、東京外国語大学、東京農工大学、東京医科歯科大学、筑波大学、千葉大学、横浜国立大学、お茶の水女子大学、静岡大学、名古屋大学、京都大学、神戸大学、大阪大学、奈良先端科学技術大学院大学、徳島大学、九州大学、熊本大学、横浜市立大学、 大阪公立大学 など |
私立 | 東京理科大学、東京農業大学、北里大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、国際基督教大学、青山学院大学、学習院大学、中央大学、明治大学、法政大学、立教大学、女子栄養大学、同志社大学、立命館大学、関西学院大学、関西大学、立命館アジア太平洋大学 など | |
海外 | 北京大学、香港大学、ブリティッシュコロンビア大、イリノイ大学、オックスフォード大学 など |
上記を見ると、難関大に加えて、地方国公立や特色ある研究機関からも内定が出ていることがわかります。
また、滋賀大学経済学部から味の素に就職した卒業生のインタビューを見てもわかるように、大学で経験した内容・味の素との親和性をしっかりアピールできれば、採用の可能性をさらに高めることができます。
滋賀大学経済学部|近藤さんのケース
・大学で経験した内容:大学の仲間と共に一つの目標に全力で向き合うこと(部活動)
カンボジアの食品商社で取り組んだ多くのイベント
・味の素との親和性:日本だけでなく世界の食と健康の課題解決に挑戦し続けたい思い
(参照:滋賀大学経済学部|近藤さんの報告)
「過去に採用実績がある」という事実は、とても心強い要素です。
まずは自分の大学、あるいはアピールできる自分だけの強みを確認してみてください。
それが、戦略を練る第一歩になるでしょう。
「味の素=東大や京大のような超上位層が集まる企業」というイメージを持っている人は、きっと少なくないでしょう。
確かに有名大学の名前はよく見かけますが、実際の採用実績をランキングで見るとその印象は少し変わってきます。
以下は、大学通信オンラインが発表した「新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024」をもとに作成した、味の素の就職者数上位校の一覧です。
2024年度 | |
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1位 | 早稲田大学(大学院修了者含む):16名 |
2位 | 慶應義塾大学(大学院修了者含む):13名 |
3位 | 東京工業大学(大学院修了者含む):9名 |
4位 | 九州大学(大学院修了者含む):8名 |
5位 | 京大学(大学院修了者含む):7名 |
5位 | 東京理科大学(大学院修了者含む):7名 |
こうして見ると、早慶や東工大のような上位校が上位を占めている一方で、東京理科大のように理系特化の私立大学や、地方旧帝大の九州大学など、さまざまなタイプの大学からバランスよく採用されていることがわかります。
これはつまり、「学歴だけ」ではなく、応募者の持つ力そのものが評価されているということ。
【学歴以外の評価ポイント】
特に研究開発部門では、「どこの大学を出たか」よりも「何を研究してきたか」「どんな技術を身につけたか」が重要視されます。
この部分は、学歴に自信がない学生にとって大きなチャンスになるでしょう。
就活生なら一度は聞いたことがあるであろう「学歴フィルター」という言葉。
特に味の素のような大手企業では、その存在を疑ってしまうのも自然な心理です。
ですが、味の素の採用情報や社員インタビューなどを事実ベースで見ていくと、大学名だけで機械的にふるいにかける“学歴フィルター”があるとは考えにくい、というのが結論です。
ここでは、実際の声や傾向をもとに、味の素の「採用スタンス」について詳しく見ていきます。
味の素の傾向や過去の採用実績を理解して、内定をしっかり勝ち取りましょう。
就活中、「この企業は本当に自分のような学生にもチャンスをくれるのだろうか」と不安に思ったことはありませんか?
そんな時は実際の声に耳を傾けてみましょう。
X(旧Twitter)に投稿された、ある就活体験談がとても印象的です。
私の氷河期真っ只中の就活では、味の素の採用担当が大学に来て、去年の関西での採用はゼロでしたので今年は頑張ってほしいみたいなこと言ってたの思い出しました。いい会社ですね。
引用元:X(@aa55737807,2025年6月18日)
この投稿からは、たとえ過去に採用がなかった地域や大学であっても、「今年はぜひ採用したい」という前向きなメッセージを学生に伝える味の素の姿勢がうかがえます。
特定の大学や地域に偏るのではなく、幅広い層の学生に期待を寄せている証拠といえるでしょう。
ただし、現実も見据える必要があります。
味の素が展開する事業領域の中には、高度な専門性や大学院レベルの研究経験を求める分野も存在。
そうした部署では、必然的に東京大学、京都大学、東京工業大学といった研究力の高い大学からの採用が多くなるのも事実です。
このように味の素は「一部の高学歴層だけに門戸を開いている企業」ではありません。
しかし同時に、「確かな技術と専門性を求める企業」でもあると評価できます。
味の素では、高校生も対象とした募集が公表されています。
【募集職種:生産職】
応募資格 | ・大学・高専・高校を卒業予定または大学院を修了予定の者 ・大学・高専・高校を既卒、または大学院を修了している者 |
採用予定人数 | 約30~40人 |
初任給 | 修士卒/287,000円 学士卒/275,000円 高専卒/248,000円 高校卒/241,000円 ※2025年4月時点 |
一部の技術職では高卒・専門卒の社員が製造現場や工場のリーダーとして活躍しているケースも味の素公式サイトの社員インタビューページで確認できます。
たとえば、味の素の公式サイトに掲載されている社員インタビューでは、高専出身の技術者が医薬品の製造部門で中心的な役割を担っているとのこと。
学生時代に学んだ化学の知識をベースに、味の素独自の技術「AJIPHASE®」を活かした製造プロセスに関わっているそうで、“専攻と職種の親和性”が評価された形で活躍しています。
(参照: 社員インタビュー | Hajime様)
これらの事例が物語るのは、味の素における評価の本質です。
「どの学校を出たか」ではなく、「何を学び、それをどう活かせるか」。
この一点に尽きるのではないでしょうか。
そのため、表に出ない採用ルートが存在する可能性も否定できません。
特定の技術を専門とする学校への直接的なオファーや、推薦制度を通じた採用などです。
しかし、それは一般応募の道が閉ざされているという意味ではありません。
企業説明会・インターンシップへの参加、OB・OG訪問での情報収集など、能動的にアプローチすることで見えてくるチャンスはきっとたくさんあるはずです。
味の素は大手企業なので、応募者が集中しやすく倍率が高くなる傾向があります。
実際に、大学通信オンラインの「新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024」では、味の素は食品・水産業界の中で第3位という高い順位に位置づけられています。
(参照:大学通信オンライン)
しかし味の素が求めているのは、単なる偏差値の高さではなく、研究分野や専攻内容。
そして職種との相性です。
ここでは、難関大学以外の学生にもチャンスがある理由や、学歴以外で評価される要素に注目していきます。
さらに、味の素グループ各社(子会社)への就職というもう一つの現実的な選択肢についても触れていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
「味の素=難関大学ばかり」という印象を持っている方もいるかもしれません。
ホワイト企業と名高い味の素だけど、採用大学はそうでもないんだな。
引用元:X(@hayate_rika,2025年8月25日)
たしかに、先ほど大学別の内定者数を見たときは、有名大学の名前が多く並んでいましたよね。
しかし実際には、MARCHや関関同立、さらには地方の国公立大学からの採用実績も存在していました。
味の素の選考では、志望職種ごとに求められる資質が大きく異なるため、評価軸が複数存在。
結果的に様々なバックグラウンドを持つ学生にチャンスが生まれるのです。
つまり、採用の入り口はひとつではないということです。
重要なのは、「自分の強みをどの職種で活かせるか」を見極めること。
そして、その強みと味の素の求める人材像をいかに上手に結びつけるかなのです。
大学名は一つの要素でしかないでしょう。
味の素本体への挑戦が厳しく感じられる場合、視野を広げてグループ会社を検討するのも賢明な戦略です。
業種も文化も少しずつ違うので、「ここなら自分らしく働ける!」と思える場に出会える可能性が十分あるでしょう。
味の素のグループ企業は下記の通りです。
企業名 | |
---|---|
調味料・加工食品 | ・味の素食品 ・デリカエース ・味の素ベーカリー ・ヤマキ ・味の素食品北海道 |
冷凍食品 | ・味の素冷凍食品 |
油脂 | ・J-オイルミルズ |
飲料 | ・味の素AGF |
アミノ酸 | ・味の素ヘルシーサプライ ・日本プロテイン ・味の素ファインテクノ ・川研ファインケミカル |
医薬・健康 | ・EAファーマ ・味の素コージンバイオ ・ジーンデザイン |
その他 | ・F-LINE ・味の素エンジニアリング ・NRIシステムテクノ ・味の素コミュニケーションズ ・味の素フィナンシャル ・ソリューションズなど |
【ピックアップ!有名子会社の特長】
(参照:味の素AGF株式会社、味の素冷凍食品株式会社、味の素ファインテクノ株式会社、株式会社味の素コミュニケーションズ(アジコム))
このように、知名度こそ本体に及ばなくても、技術力や企業文化の面では本体と遜色ない企業がたくさんあります。
「本体じゃなければ意味がない」という固定観念を捨てて、自分が真に活躍できる場所を探すこと。この柔軟性こそが、就職活動を成功に導く鍵となるでしょう。
味の素の選考を突破するには、「求める人物像」と「選考プロセス」の両方を深く理解しておくことが大切です。
2026年卒向けのマイナビ採用ページによると、主な選考フローは以下の通りです。
(※Sales/Business職のケース)
このフローを見ると、グループディスカッションやグループ面接は実施されておらず、個人にフォーカスした評価が重視されていることが分かります。
つまり、他者との比較ではなく、「その人がどんな人間で、どんな価値観を持っているのか」が問われているのです。
(参照:マイナビ採用ページ)
ヒントになるのは、採用ページに記載された味の素のメッセージです。
“さまざまな樹木が、自分らしく立っている。
ちがう個性が重なりあって、新しい価値を生み出していく。
そんな人財の雑木林のような組織でありたいと考えています。
だから、あなたのままで会いましょう。
~春が来るたび、新しい個性を植えていく~”
※引用: マイナビ採用ページ
この一文に象徴されるのは、「多様性」と「個性の尊重」という考え方です。
選考を通して、学生それぞれの持つ経験や価値観をどう企業の中で活かせるか、しっかりと伝えられるかが問われています。
【募集要項】(※Sales/Business職のケース)
選考方法 | エントリーシート、適性検査、面接 |
提出書類 | エントリーシート |
選考の特徴 | 選考でエントリーシートあり 選考で筆記・適性検査あり 選考でグループワーク・グループディスカッションなし グループ面接なし |
募集対象 | 理系大学院生 理系学部生 文系大学院生 文系学部生 既卒者 ※全学部・全学科を対象とする |
募集人数 | 36~40名 |
味の素のSales/Business職では、文理問わず幅広い学生を受け入れています。
募集対象には、理系・文系の大学院生・学部生、さらには既卒者も含まれています。
つまり、エントリーシートや面接では、志望動機や過去の経験がどれだけ企業の考えと結びついているかが重視されるでしょう。
学部の名前や偏差値ではなく、「この人と一緒に働きたい」と思わせるような人間性を精一杯アピールする必要があるのです。
味の素では、多様な分野で人材を求めています。
研究職はもちろん、商品開発や生産現場を支える技術系、営業や管理などの事務系まで幅広い職種があります。
注目したいのは「理系出身者が財務や法務のような職種にも応募できる」という点です。
採用FAQ
Q. 理系出身でも財務・経理、法務などに応募できますか?
もちろん可能です。弊社では、学生時代などにおける様々な経験を通じて培った「強み」を活かして活躍できる環境があります。
公式サイトの採用FAQでも文理の壁を設けず、個人の強みに注目する選考方針が示されています。
とはいっても「とりあえずこれにしよう」と決めるのはNG!
味の素の売上データを見るとどの事業領域も一定の成果をあげており、各部門での専門性が会社の土台になっていることがわかります。
これらの点からわかってくる重要なポイントは、「どの職種で勝負するか」という戦略的判断です。
【職種選択で考慮すべきポイント】
重要なのは、「何でもできます」ではなく「この分野なら誰にも負けません」という芯の強さを持つこと。
企業が求めているのは、明確な専門性と成長意欲を併せ持つ人材なのです。
味の素のような人気企業を目指すなら選考対策が大切です。
とはいえ、エントリーシートの作成や面接練習など、全てを完璧に仕上げるのは容易ではありませんよね。
そんなときは、就活エージェントを活用するのがおすすめです。
「志望動機を言語化できない」「自分の強みは何?」といった悩みに対して、第三者視点の具体的なアドバイスがもらえます。
エージェントによっては、大手企業の選考を突破した学生の傾向や通過したエントリーシートの事例を共有してくれるところもあるので、選考に使える有益な情報に出会えるケースもあるでしょう。
もちろんすべてを他人任せにするのは×
自分なりに企業研究や自己分析を重ねることも大切です。
情報や準備の質を高める手段として就活エージェントを上手に取り入れることが、選考突破の可能性をより高くするでしょう。
就職先を選ぶとき、「入社後の生活はどう?」「どんな働き方?」といった点が気になる人は多いですが、味の素はそんな不安を和らげる要素がいくつもあります。
たとえば、明確な給与体系と比較的高めな初任給の設定。
手当や住宅制度などのサポートも充実しています。
また、勤務時間や休日の設定にも配慮が感じられます。
フレックスタイム制度が導入されている点や、年間休日が固定で確保されていることは入社後の働きやすさのひとつになるでしょう。
こうした職場環境からも、社員の健康や成長をしっかり支えていこうとする会社の姿勢が伝わります。
長く安心して働ける会社を探しているなら、味の素は十分に検討する価値がある素晴らしい企業といえるでしょう。
【採用後の待遇】
初任給 | 241,000円~336,000円 ※職種や学位によって変動あり |
試用期間 | あり(6月30日まで) |
固定残業制度 | なし |
諸手当 | 時間外勤務手当、通勤費、家族手当 など |
地域住宅補助 | 住宅財形制度 など |
社宅・寮 | 借上社宅制度 |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
年間休日数 | 年間124日固定(閏年の場合は125日) |
休日休暇 | 土曜日、日曜日、祝日、年末年始 創立記念日、5月1日、5月2日 |
福利厚生 | 社会保険:雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険 など 諸手当:時間外勤務手当、通勤費、家族手当 など 諸制度:住宅財形制度、退職年金制度、借上社宅制度 など |
禁煙 | 全ての場所で屋内全面禁煙・就業時間内禁煙 |
勤務地 | グローバル型 ※Sales職(エリア限定)のみ地域型での勤務 |
勤務時間 | 標準労働時間 7時間15分 本社/8:15~16:30 全事業所フレックスタイム制あり ※実働時間が6時間を超える場合は休憩1時間 |
社員育成 | 【階層別】 新入社員:新入社員研修、フォロー研修 など 中堅社員:昇格者研修、新任係長研修 など 管理職 :新任基幹職研修、マネジメント研修 など 【テーマ別】 ビジネススキル研修、DX・IT人財育成研修 など |
味の素は「大手食品メーカー」というイメージだけでなく、「働きやすい企業」としてのイメージも強い傾向があります。
実際、SNS上の投稿からも待遇や環境への満足感がうかがえます。
たとえば、X(旧Twitter)の投稿では、味の素に就職した友人について次のような話が紹介されています。
俺の友人で三井物産蹴って味の素行った人がいる。久しぶりに話したら”残業毎月30時間くらいで飲み会も少ない、30歳後半で年収1,000万円、家賃補助7万出るし不満ない。周りの総合商社勤務の友人が飲み会で太って仕事辛いしか言ってないの見るとあれは正解だった”と言っていて、まあ確かにとは思った。
引用元:X(@gritshosyaman,2025年6月17日)
また、別の投稿では女性社員の働き方に触れた内容があり、次のような好意的なコメントが見られます。
味の素行った女の子ガチで幸せそう。定時はまさかの16時半。平均残業時間は24時間しかないのえぐすぎる。コアタイムなしのフレックスフルリモートも出来ちゃうらしい。
大手食品会社名乗れるし、40歳1000万前後いくし、住宅補助は最大14万も出るの。ゆるふわ×高給の最強格は味の素なんじゃないか。
引用元:X(@ol_nashi,2025年2月16日)
さらに、長い年月を経て改めて“正解だった”と感じられるような投稿も存在します。
もう30年も前の話、知人(男性)が東大の文系学部出身で、就職活動もうまくいって希望の第一志望の企業に決まりかけたが、直前で落とされた。一から就活し直しで、決まったのが味の素。当時は味の素も調味料をいくつか出しているだけの地味な企業で、本人も本意ではなかったが、大学院進学も考えたが、味の素に行くことにした。あれから幾星霜、その第一希望の当時人気企業は青息吐息でボーナスも出ない有り様、一方味の素は順調に成長を続けている。味の素に行ってよかった、と本人も思っているだろう。
引用元:ガルちゃん(2021年2月4日)
このように、待遇・環境・将来性の3拍子がそろった企業として、味の素は多くの人から高い評価を受けていることがわかります。
「ネームバリューより、働きやすさを重視したい」
「成長できる職場で、長く安心して働きたい」
そんな志向を持つ就活生にとって、味の素は真剣に検討する価値のある企業の一つといえるでしょう。
最後に、味の素に関するよくある疑問をまとめてみました。
結論からいうと、味の素は「働きやすい環境が整っている企業」として、ホワイト企業に分類されることが多いです。
理由は、待遇や労働環境における安定感にあります。
たとえば、年間休日は124日以上で、フレックスタイム制も導入済み。
固定残業制度もなく、過度な長時間労働が常態化している様子はありません。
実際に、本記事内で紹介してきた口コミなどを見ても「残業少なくて帰宅が早い」「フレックスで自由度が高い」といった投稿が多かったですよね。
また、福利厚生も充実。
福利厚生 | 社会保険:雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険 など 諸手当:時間外勤務手当、通勤費、家族手当 など 諸制度:住宅財形制度、退職年金制度、借上社宅制度 など |
家賃補助や社宅制度、各種手当など、生活面でのサポートもばっちりです。
福利厚生以外にも、社員研修や人材育成の制度も整備されており、「人を大切にする会社」であることが伝わってきますよね。
もちろん、どんな企業にも部署や時期による差はあるものですが、全体としては“働きやすさへの意識”が高い会社だと評価できるでしょう。
味の素のエントリーシート(ES)では、形式的な文章よりも、自分の言葉で「何を考え、どう行動してきたか」を伝えることが大切です。
たとえば、学生時代に取り組んだことを挙げる際も、「頑張った内容」だけでなく、その経験を通じて何を学び、どう活かしていきたいかまで掘り下げて書くと、内容に深みが出ます。
また、味の素は「多様な個性の重なりを重視する」といったメッセージを発信している企業なので、協調性や柔軟な視点、周囲との関わりの中で得たこれまでの気づきなども盛り込むとさらに説得力のある志望動機につながります。
無理に難しい表現を使う必要はありません。
「自分だからこそ語れるオンリーワンの話」を丁寧に書くことが、通過への第一歩になります。
まずはあなただけの“強み”を見つけてくださいね。
味の素では、TOEICに関する記載はないものの、選考職種となる2職種に英語力に関する記載があります。
その2つは、新事業開発職とSales/Business職。
「日常会話レベルの英語力が望ましいです」と表記されています。
(参照:募集要項 | 採用情報 | 味の素㈱ 新卒採用サイト)
では「日常会話レベル」とはどの程度なのでしょうか。
「日常会話レベル」とはどれくらい?
一般的には、TOEIC600点台前半からが目安になります。
これは、社内での基本的なやり取りや資料の理解に支障がない水準といえるでしょう。
さらに、将来的に海外プロジェクトや海外子会社とのやり取りなどを視野に入れるのであれば、730点以上を目標にしておくと安心です。
読み書きに加え、会話やリスニングの対応力があれば、入社後の活躍の幅もぐっと広がります。
もちろん、スコアだけが重視されるわけではありません。
【TOEICスコアだけではない加点要素】
実際に英語を使った経験があれば、それをエピソードとして織り込むことで説得力が増します。
英語をどう使っていきたいのか、どんな場面でその力を発揮したいのかを具体的に語れることも評価のポイントになります。
TOEICの点数はあくまで参考情報。
点数よりも「英語を使って何がしたいか」という目的意識こそが、面接官の心を動かすのです。
味の素への就職を考えているなら、研究開発や商品開発、生産技術・品質保証、事務系職種など、複数の職種に同時応募することが可能。
「あれもこれも気になる...」という人には嬉しい制度ですよね。
ただし、一つだけ注意点があります。
Sales職(エリア限定)は例外で、こちらは単願のみとなっています。
つまり、この職種を希望する場合は他との併願はできません。
公式の募集要項にもはっきり書かれているので、応募前によく確認しておくことをおすすめします。
(参照:募集要項 | 採用情報 | 味の素㈱ 新卒採用サイト)
また、併願する際に大切なのは、「とりあえず複数出しておこう」という気持ちではなく、それぞれの職種に対して明確な志望動機を持つことです。
「なぜこの分野に興味を持ったのか」「自分の経験をどう活かせるのか」
——こうした問いに職種ごとに答えられるよう、しっかりと準備を重ねましょう。
もし職種選びに迷いがあるなら、企業説明会やインターンシップ、OB・OG訪問を通じて現場の声を聞くことをおすすめします。
リアルな業務内容が見えてくると、自分に合った職種も見つけやすくなるでしょう。
味の素の採用大学について調べてみると、確かに有名大学の名前が目立ちました。
しかしそれは単純に「学歴フィルター」があるからではありません。
むしろ、その人がどんな経験を積み、何を学んできたかを丁寧に見てくれる企業ゆえの結果だったと理解できるでしょう。
実際に国公立大学から私立大学まで幅広く採用されているのがその証拠。
大切なのは大学名ではなく、「その大学で何をしてきたか」「どんな専門性を身につけたか」なのです。
とはいっても、職種によって求められる専門性は確実に違っています。
研究開発なら理系の専門知識、営業なら人とのコミュニケーション能力、事務系なら幅広い視野と企画力。
自分が志望する職種で何が重視されるのかを理解して、それに合わせた準備をすることが何より大切です。
もし「自分の大学は採用実績が少ないから...」と不安に思っている人がいるなら、まずはその考えを捨てることから始めましょう。
味の素が本当に欲しがっているのは、大学のブランドではなく、“あなた自身の可能性”です。
しっかりとした自己分析と職種研究、そして自分らしい志望動機を準備して、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
きっと素晴らしい道が開けるはずです。