「KPMGコンサルティングの評判はどうなんだろう?」
「激務って聞くけど実際のところは?」
この記事を読んでいるあなたは、上記のような疑問を抱き訪れたのではないでしょうか。
KPMGは、BIG4と称される「世界4大会計事務所」の一角を担う総合コンサルティングファームで、そのM&A部門(日本拠点)を担う会社が、KPMGコンサルティングになります。
参照:KPMGコンサルティングHPより
KPMGコンサルティングは、令和6年7月1日で設立10周年を迎え、今非常に勢いのある会社の一つです。
日本拠点としては他のBIG4と比べると規模は小さいですが、総合コンサルティングファームが持つグローバルなネットワーク環境の構築や、多国籍メンバーによる多様なニーズへの積極的な対応は、他の企業には真似できない独自の強みです。
その一方で、「KPMGコンサルティングは激務」「転職難易度が非常に高い」といった情報も散見しています。
そこで当記事では、KPMGコンサルティングの評判について言及するとともに、M&A業界への転職を有利にする方法・アピールポイントなどについてお話ししていきます。
KPMGコンサルティングへの就職・転職をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
KPMGコンサルティングの評判を調べると、次の4つの評判について気になっている方が多いようです。
上記について、実態の解明をしていきます。
KPMGコンサルティングは激務であるという評判がありますが、これはKPMGコンサルティングに限らずM&A業界全体に言えることです。
M&Aの業務は、大きく分けて2つに分類することができ、
上記のどのプロセスを進めているかによって、激務度は変わってきます。
ソーシング業務とは、候補企業を探す営業活動~M&A交渉を開始するまでのプロセスで、いわゆる「準備期間」という位置づけになります。
この時期というのは、ひたすら営業活動が主になりますので、時間的自由度は高く、定時で帰宅できることが多い印象です。
そのため、後述するエグゼキューション業務とは違い閑散期とも呼ばれています。
一方、エグゼキューション業務は、M&A交渉・契約・クロージングといったように、プロジェクトの根幹を担う業務になりますので、激務度は高くなります。
基本的に、クライアントの意向に沿って進行していきますので、残業や時間外労働、休日出勤なども増えてきます。
プロジェクト期間としては、半年~1年、大型案件だとそれ以上かかることもあり、忙しい時期が長く続くことから、前述のソーシング業務(閑散期)と相まって「激務」と言われてしまう所以でしょう。
ですが、プロジェクト成功の暁には、その忙しさに見合った高額報酬が約束されていますし、そこで得た経験は、今後の人生(キャリアパス)において非常に有益なものになります。
そのため、「何としても定時で帰宅したい」「収入はそこそこでいい」という方には不向きですが、「頑張りがしっかりと評価される場所で働きたい」「スケールの大きい仕事に挑戦したい」というプロフェッショナル志向の方に向いている職業と言えます。
転職難易度が高いという評判については、概ね事実と言っていいでしょう。
というのも、M&A業界全体で総じて転職難易度が高いことでも有名で、特にBIG4の一角ともなれば、難易度はさらに跳ね上がります。
下記の表をご覧ください。
タイプ | 転職難易度 | 概要 |
業界経験者 | 高い | 経験者は即戦力として期待値が高いので転職に有利 |
未経験(新卒・若手) | 高い | 将来性が期待されるので、就職(転職)に有利 |
未経験・異業種 | 非常に高い | 高い営業力・M&A関連の資格が必須 |
シニア(40代以上) | 非常に高い | 営業力・関連知識に加え、即戦力であることをアピールする必要がある |
上記のように、会社の転職難易度は、転職する職種のタイプによっても変化します。
特に、未経験や異業種・シニア世代から目指す場合、業界経験者に劣らない点をアピールできないと、門前払いの可能性もありますので、後述する転職エージェントの活用も検討してみましょう。
必ず「この大学を卒業しないとダメ」という学歴フィルターがあるわけではないものの、毎年の採用傾向を見ると、全国でも有名な大学から採用しているケースが多いのも事実です。
参照:就活の教科書より
一覧表からも分かるように、新卒からの採用を目指す場合は上記の大学卒業であることは、重要なファクターの一つであると言えます。
ただし、M&A業界で一番重要なのは「即戦力であること」です。
学歴も大切ですが、それ以上に「高い営業力」や「M&Aに関する知識・資格」をアピールできれば、大学に関係なく採用を勝ち取ることは十分可能ですので、あくまで目安の一つとして留めておきましょう。
KPMGコンサルティングは、多国籍メンバーが集う外資系コンサルティングファームですので、語学力は非常に重要なファクターです。
参照:KPMG公式HPより
とはいえ、上記の募集条件を見るに、「ビジネスレベルの英語力があれば活躍の場が広がる」と明記されていますので、語学力が必須というわけではないようです。
もちろん語学力があれば転職が有利に働くことは間違いありませんが、KPMGコンサルティングでも海外出向や語学力を学ぶための研修が充実していますので、「語学力ないからダメだ…」と諦めず積極的に検討してみましょう。
KPMGコンサルティングにまつわる評判と実態について、お分かりいただけたのではないでしょうか。
元々、悪い評判が少ない企業であるため、KPMGコンサルティングというよりは、M&A業界全体の在り方や体制について深掘りしてお話ししました。
次に、KPMGコンサルティングの良い評判・魅力についてお話ししていきたいと思います。
上記について、詳しくお話しします。
KPMGコンサルティングは、総合コンサルティングファームならではの一貫した組織力が強みです。
一般的なM&A会社の場合、バリュエーションやデューデリジェンス、PMI統合といった専門的な業務は外部(弁護士事務所や会計事務所など)に委託するケースが多いですが、KPMGコンサルティングは、各分野に長けた部署を設けることにより、自社で一貫した業務遂行が可能になっています。
また、KPMGコンサルティングはこのようにも言っています。
KPMGコンサルティングのスタンスは、ビジネス・業務・ITが目指す姿、それを実現する全体改革プランを描き、各領域がその実現をリードし、経営・事業の戦略リスクへ対応など、「攻めと守り」の両面からクライアントに寄り添い継続的な成長に貢献し続けていくことです。
また、「業界の先見性」×「デジタル」×「データ」を掛け合わせた経営戦略の策定や新たなビジネスモデル構築、その実践に向けたオペレーションモデル、IT・デジタルアーキテクチャーの定義・設計・実行プラン策定により、社会にインパクトを創出します。
参照:KPMGコンサルティングHPより
会計事務所としての守りの姿勢と、ITの強みを活かした攻めの姿勢の両面からクライアントの利益最大化を図ることが可能な点も、同社がBIG4(世界4大会計事務所)と言われる所以でしょう。
M&A業界が完全実力社会と比喩されるように、「ベンチャー気質」「体育会系」の人材が重用される中、KPMGコンサルティングは穏やかで落ち着いた社風としても有名です。
例えば、同社では年に一回オールスタッフミーティングというものが行われ、そこには上層部、トップマネジメント層だけでなく、社長も積極的に参画するなど、役職・立場の垣根を越えたナレッジ共有に本気で取り組んでいます。
また、新卒・未経験で入社した新入社員への教育も行き届いており、OJTという環境下であっても先輩上司が親身になって教えてくれたり、分からないことを聞くための場を会社全体で設けたりと、これまでのM&A業界にはない新しい風を取り込んでいる点もKPMGコンサルティングの魅力の一つです。
KPMGコンサルティングは、平均年収が1,000万円を超えるM&A会社です。
役職(勤続年数) | 年収 |
ビジネスアナリスト(1年目) | 570万円 |
コンサルタント(2~3年目) | 680~800万円 |
シニアコンサルタント(4~6年目) | 800~1,000万円 |
マネージャー(5~9年目) | 1,250~1,450万円 |
シニアマネージャー(8~12年目) | 1,550~1,900万円 |
アソシエイトマネージャー(15年目~) | 2,000~3,000万円 |
パートナー(能力次第) | 3,000~2億程度 |
参考文献:エンゲージ「KPMGコンサルティングの年収」より
上記の表を見ても分かるように、役職や勤続年数による年収帯が明確になっています。
また、「基本給+インセンティブ(成果報酬)」の給与体系を取っているため、プロジェクト成功次第では、ビジネスアナリストでも年収1,000万円を目指すことが可能です。
一方で、基本給は一般サラリーマンとさほど変わらないこともあり、成果報酬0であれば年収も激減するリスクがありますので、このような点が完全実力社会と言われる所以ではないでしょうか。
参照:KPMGジャパンHPより
KPMGコンサルティングは、女性社員の雇用にも力を入れており、3人に1人が女性社員、管理職に至っても約4人に1人が女性というように、男女平等に本気で取り組んでいる会社です。 また、福利厚生にも力を入れており、
◇仕事×ライフイベントの両立支援制度の導入
◇ワーキングペアレンツネットワーク
→部署やクラスの垣根を超えて、育児と仕事の両立をテーマにネットワーキングをしています。女性だけではなく、男性も多く参加しており、すでに子どもがいる社員はもちろんのこと、現在子どもがいない社員も将来の育児との両立に向けて参加しており、育児や両立に関するさまざまな情報共有の場となっています。
◇育児休業中ネットワーク
→育児休業中の社員同士や、休業中にも会社と繋がることのできるネットワークをつくり、定期的にオンラインで情報交換をしています。安心して復職できるよう、育児休業前と復職前に面談を実施するなど、サポートを行っています。
このように、福利厚生とナレッジ共有を掛け合わせることで、従業員の働きやすさが向上し、それがプロジェクトや会社全体にシナジー効果をもたらし、新たなイノベーションを生み出すことにつながります。
革新的なサイクルが生まれ続けるのも、多国籍メンバーならではの強みと言えるでしょう。
KPMGコンサルティングは、M&A業界への転職を検討する方にとって非常に有力な転職先です。
一方、その転職難易度は業界随一で、狭き門であることは覚悟する必要があります。
以下の表をご覧ください。
年度 | 採用人数(男性) | 採用人数(女性) | 合計 |
2019年 | 28名 | 14名 | 42名 |
2020年 | 27名 | 11名 | 38名 |
2021年 | 18名 | 8名 | 26名 |
参考文献:就活の教科書より
100人規模での採用が一般的なBIG4企業の中で、同社の採用人数はたったの50人未満であり、直近(2021年)では30人未満という数字が示す通り、その難易度の高さが見て取れます。
年々採用人数が減っている現状を踏まえると、通常の対策だけでは不足で、同社が求める人材とはどういう人なのかを逆算して考える必要があります。
KPMGコンサルティングが求める人材は、次の通りです。
それぞれについて、詳しくお話ししていきます。
KPMGコンサルティングは、その名の通り「コンサルティング力」が求められる会社ですので、高い営業力を有している方は採用される確率が高いです。
ただ、営業力という抽象的な能力を評価するのは困難で、次のような実績が必要になります。
業界経験者としての経験・スキルも重要ですが、それ以上に営業力の高さが最も重要視される会社ですので、積極的にアピールしていきましょう。
KPMGコンサルティングは、外資系の企業になりますので、当然国籍の違うメンバーが多く在籍します。
募集条件でも「ビジネスレベルの英語力があれば」という記載がありましたが、遅かれ早かれ語学力が求められることを考慮すれば、早めに鍛えておくに越したことはありません。
ましてや、採用人数の少ない同社において、
上記のようにステータスに差がなければ、採用されやすいのはAであることは言うまでもありません。
具体的には、
上記のような資格を取得していれば、語学力の高さはアピールできますので、積極的な取得を目指していきましょう。
KPMGコンサルティングは、総合コンサルティングファームという特性上、会計や営業力だけでなく幅広い知識・スキルが求められます。
例えば、
ざっと挙げただけでも、これだけの知識・スキルが必要で、どれも一朝一夕で習得できるものではありません。
そこで重要になるのが、日々の向上心です。
自分の不足している部分や課題を明確にし、ゴールに向かってどのような解決策を考えるかが重要です。
その原動力になるのが向上心であり、これを言語化できる人材を同社にとって非常に価値があります。
自分が不足している部分を隠さず、課題解決に向けてどのように取り組んでいるのかを説明できれば、結果的に向上心のアピールにも繋がりますので、「ネガティブをポジティブに変換する」という考え方を大事にしていきましょう。
前項でも挙げたように、KPMGコンサルティングでは財務や税務といった専門的な知識が求められますので、関連資格を取得している人材は重宝されます。
関連資格については、次の通りです。
特に、同社は財務分析のスペシャリスト集団でもありますので、公認会計士やUSCPAの資格は取得しておきたいところです。
業界経験者であれば、「M&A〇〇」系の資格は、実務経験・営業力のアピールにもなりますので、積極的に取得していきましょう。
KPMGコンサルティングが求める人材についてお話ししてきましたが、これだけ入念に準備しても非常に狭き門であることには変わりありません。
もしライバルも同じレベルで対策をしてきたら?
その結果、わずかにライバルの方が勝っていたら?
採用人数の少なさを考慮すれば、その僅かな差が致命的な影響を及ぼす可能性が十分にあると言えます。
とはいえ、その差を埋めるのは容易なことではなく、独学だけではどうしても限界があります。
そこでオススメするのがM&A特化型転職エージェントです。
M&A特化型転職エージェントは、その名の通りM&Aに特化したノウハウを備えていますので、未経験・異業種スタートであっても、業界経験者のアドバンテージを埋めることも可能です。
転職難易度の高いM&A業界において、入念な準備・対策を行うという点で同サービスを利用しない手はありません。遠慮なく活用していきましょう。
KPMGコンサルティングの就職・転職をお考えなら、M&A特化型転職エージェント「NewMA」にお任せください。
私たちが弊社を強くおすすめする理由は、次の3つです。
それぞれについて、詳しくお話ししていきます。
弊社には、M&A業界経験者が多数在籍しており、中には、未経験者からM&A業界に転職したエージェントもおります。
業界経験者だからこそお話しできる、リアルな情報をご提供することが可能です。
また、書類選考を通過できる効果的な職務経歴書の書き方や、M&A業界の特殊な面接にも対応できるよう、一からサポートしてまいります。
弊社は、様々なM&A企業と提携させていただいており、業界の動向や最新情報は逐一仕入れています。
その中には、KPMGコンサルティングに関する最新情報・動向もございますので、あなたが求める情報をご提供できると自負しています。
その上で、特定企業に即した書類の作成・準備、面接対策を行ってまいりますので、まずはお気軽にご相談ください。
弊社では、「本当にあなたにM&Aアドバイザリーとしての人生はあっていますか?」というところからお話しさせていただきます。
話し合いの中で、もしかしたらあなた自身が気づいていない魅力(アピールポイント)が発見されたり、KPMGコンサルティング以外のあなたにマッチした企業が出てくる可能性もあります。
弊社は、目先のゴールだけを見ておらず、あなたが入社後も満足して働けることを最優先に考えていますので、安易なご案内をすることはしません。
M&A業界に携わってきた者として、良いことや苦労したことを赤裸々にお伝えし、その上で就職・転職を検討される方については、全力でサポートさせていただきます。
いかがでしょうか?
KPMGコンサルティングの評判について転職エージェント視点でお話ししてきました。
最後にこの記事をまとめましょう。
◎KPMGコンサルティングにまつわる評判と実態は次の通り
◎KPMGコンサルティングの魅力については次の通り
◎KPMGコンサルティングが求める人材は次の通り
◎KPMGコンサルティングへの転職を有利にするにはM&A特化型転職エージェントの活用が不可欠
以上になります。
KPMGコンサルティングは、BIG4としても名高く、年収1,000万円以上も目指せる魅力的な企業です。
その一方で、転職難易度は業界随一とも称され、生半可な準備・対策では門前払いされてしまうのが関の山です。
就職・転職の確率を少しでも上げるためにも、まずはM&A特化型転職エージェントにご相談ください。
この記事が、KPMGコンサルティングへの就職・転職を検討しているあなたにとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
監修: NewMA株式会社 代表取締役 林健太郎
林健太郎…中之島キャピタルでM&Aコンサルタントを経験。成約も複数件経験し、マネージャーとして勤務後、M&A専門人材紹介会社のNewMA株式会社を設立。