アクセンチュアがやばいと言われる4つの噂とその実態について解説

2024.03.25
M&A業界情報

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アクセンチュアは、世界49ヵ国200都市以上に拠点を構える世界最大級の総合コンサルティングファームです。米「フォーチュン」誌が発表する世界トップ100企業の内、89企業がアクセンチュアの顧客であり、かつ10年以上の長期取引先の維持率が99%と、総合コンサルティングファームとして高い実績を残しています。

そんなアクセンチュアですが、「やばい」「激務」「大量採用して社員を使い捨て」とネガティブ情報も多く散見しています。世界的に評価されているアクセンチュアの背景には何があるのか。

当記事では、「アクセンチュアがやばいと噂されている理由と実態」について、詳しく解説します。

 

1.アクセンチュアがやばいと噂される4つの理由と実態

アクセンチュアがやばいと噂されている理由は、以下の通りです。

  1. アクセンチュアは激務で残業時間が長い
  2. アクセンチュアには「追い出し部屋」がある
  3. アクセンチュアは大量採用して使い捨てにしてる
  4. アクセンチュアは希望する部署では働けない

 

1-1.【やばい噂1】アクセンチュアは激務で残業時間が長い

アクセンチュアは、総合コンサルティングファームなので、クライアントに対し多角的な部分からサポートすることに長けています。クライアントの経営・戦略コンサルティングを一本化できるメリットがある一方で、幅広い業務を網羅する必要があるため、必然的に業務量(=残業時間)が多くなります。特にプロジェクト佳境時ともなれば、月平均5080時間、時には100時間を超えることも珍しくありませんでした。

 

1-1-1.Project PRIDEの発足

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参照:アクセンチュア公式HPより

そういった背景もあり、アクセンチュアでは働き方改革の一貫として、20154月に「Project PRIDE」が発足されました。

発足後は、

  • 残業時間の縮小(11時間未満)
  • 各プロジェクトにおけるリモートワークの推進
  • 女性社員の比率向上
  • ハラスメント防止に向けたコンプライアンスの徹底
  • 短日・短時間制度の導入、在宅勤務制度の全社展開

etc…

時代のニーズに沿った働き方改革を行い、今では自分のスタイルに合わせたホワイトな働き方が可能になりました。

 

 

1-2.【やばい噂2】アクセンチュアには「追い出し部屋」がある

プロジェクトが成功すれば、相応の報酬が期待できる一方で、結果を出せない人は風当たりが強くなる、というのはアクセンチュアに限らずコンサルティング業界全てにいえる話です。それが誇張された結果、営業成績が悪い人は、退職勧告を受けたり、自主退社を促される通称「追い出し部屋」なるものがある、と噂されるようになりました。

当然ながら、そのような場所は存在せず、企業側が「成績が悪い」という理由だけで退職させることはありません。

ただ、コンサルティング会社ともなれば、結果を求められるのはごくごく普通のことで、それが大手のアクセンチュアともなれば、求められる結果も大きくなるのは自明の理です。その精神的負担に耐え切れず自主退社する人がいるのも事実なので、それが独り歩きした結果の噂であるといえるでしょう。

 

 

1-3.【やばい噂3】アクセンチュアは大量採用して使い捨てにしている

アクセンチュアは、2015年以降、社員の大幅増員を行っており、2024年現在においては3倍以上の社員数になっております。この大幅採用の情報だけが独り歩きし、「大量に雇うのは使い捨てにするためでは?」「難易度を低くして採用しているのでは?」「レベルが低くなって人材確保が苦しくなったのでは?」といったネガティブ情報が散見するようになったのが噂の実態です。

 

1-3-1. 大量採用の背景には「Project PRIDE」が関係している

前述の通り、アクセンチュアが大幅採用を実施したのが2015年、「Project PRIDE」発足後です。業務量の分散、残業時間の短縮、短日・短時間制度など、これらの働き方改革を推し進めるにはマンパワーが必要不可欠です。その結果が大量採用に繋がる訳なので、噂になっているネガティブ情報の数々は嘘であると言えるでしょう。

 

1-3-2.大量採用=誰でも入れるわけではない

大量採用と聞くと「その分倍率も低くなって転職しやすいのでは?」「実力無くても大手企業に転職するチャンス」と考える人もいますが、それは誤りです。

たしかに、求人枠が増えることで相応にチャンスも増えますが、試験や面接の難易度が変わる訳ではありません。実力者がひしめき合う狭き門を通過した人だけが目指せる高み、それがアクセンチュアです。転職をご検討される方は、事前対策と努力が必須であることは覚えておきましょう。

 

1-4.【やばい噂4】アクセンチュアは自分の希望する部署では働けない

アクセンチュアには、客先常駐型プロジェクトと言われる、クライアント企業に常駐してプロジェクトを遂行するコンサルティング方法があります。

その勤務地・仕事内容はクライアント企業によって変わり、プロジェクト期間は常駐するのが常なので、36ヵ月程度は出向する形となります。

 

1-4-1.得意分野を全く関係ないプロジェクトに参画することも

入社間もない時期(12年)は分野関係なく様々なプロジェクトに配属されるので、自分の得意分野が活かせないケースも多いです。例えば、法律系の大学を専攻していたのに車関連のプロジェクトに配属される、なんてことも普通にあるので、「知らない分野への意欲的な姿勢・向上心」のある方がアクセンチュアでは重宝されます。

 

2.まとめ

アクセンチュアがやばいと言われる4つの噂と実態について解説しました。

一昔前のアクセンチュアは、「激務」「残業時間が長い」「離職率が高い」という部分が少なからず存在していたので、そのネガティブ情報がいまだに根強いというのが実情です。

ですが、「Project PRIDE」と呼ばれる働き方改革が推進されたこともあり、ホワイトな企業へと変貌を遂げています。

とはいえ、その転職難易度は依然変わらず高いままで、独学での対策は非常に困難です。コンサルティング業界に特化した転職エージェントを活用することで、アクセンチュアへの転職成功率を高めることは可能ですので、ぜひ検討してはいかがでしょうか。

 

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林健太郎…中之島キャピタルでM&Aコンサルタントを経験。成約も複数件経験し、マネージャーとして勤務後、M&A専門人材紹介会社のNewMA株式会社を設立。