BIG4系FASの一角でもあるPwC FAS(PwCアドバイザリー)。
近年のM&A需要の加速に伴い、PwC FAS(PwCアドバイザリー)を目指す人も増えております。一方で、「PwC FAS(PwCアドバイザリー)への就職・転職は激務だからやばい」というネガティブな情報も散見している状況です。
そこで、当記事では、
上記について、詳しく解説します。
PwC FAS(PwCアドバイザリー)がやばいと言われる理由は、以下の通りです。
PwC FAS(PwCアドバイザリー)の業務範囲は、
BIG4系FASの一角というだけあって、他ファームと比較しても広範囲です。
幅広い業務に携われるというメリットもありますが、必然的に業務量が増えるので、肉体的・精神的負担も大きくなります。
原則的に、業務はプロジェクト単位で遂行していくため、それに比例して業務量も増加していきます。また、複数プロジェクトを同時並行することも珍しくなく、佳境時には相当な負担を強いられることになるでしょう。
PwC FAS(PwCアドバイザリー)は、国内・クロスボーダーM&Aの実績が高く、相応に数多くのクライアントを抱えています。それの意味するところは、クライアントの求めるゴールも多種多様であるということ。プロジェクト進行中、クライアントの要望に応える人材が不足していると感じた場合、PwCグループのネットワークを活用し、要望に見合った人材を確保する事で補填を図ります。
そのため、スキルの高い人材は各プロジェクトに引っ張りだこになり、相応に業務量も増えることになります。
enライトハウス元社員の口コミ調査によると、PwC FAS(PwCアドバイザリー)の残業時間の平均は56時間/月です。月20日勤務で換算すると、1日あたり約2.8時間、9:00~18:00勤務なら21:00頃まで残業する計算です。
ただし、あくまでも平均時間なので、プロジェクトの進捗具合によっては日を跨いでの残業も珍しくありません。
PwC FAS(PwCアドバイザリー)は、1つのプロジェクトに対し複数人で遂行するため、それぞれの強みを活かしながら業務を進めることになります。一方で、どこか一つの部門で遅れが生じると、それを補うように他の部門へ業務が回ってきますので、相応に残業時間が増えることになるのは覚悟する必要があるでしょう。
PwC FAS(PwCアドバイザリー)は、国内・クロスボーダーM&Aの全ての業務に携われる数少ないFAS会社ですが、同時に、幅広い業務量をこなすだけのスキルを求められます。
入社後1~2年の間(アソシエイト~シニアアソシエイトまでの期間)は、各部門をローテーションで学んでいくことになりますが、業務時間だけで学びを得るのは非常に困難です。そうなると、業務時間外での学習で補う必要があるので、相応に残業時間が増えることになります。
一般的なFAS企業がスペシャリストの集まりだとすれば、PwC FAS(PwCアドバイザリー)はジェネラリストの集まりです。一人一人の水準が非常に高いので、結果を出す人・そうでない人が明確に分かれます。そのため、結果を出すためには時間・労力・ときには自己投資を惜しまない人が生き残れる業界なので、「ホワイトな企業が良い」「安定性を求める」人には不向きです。一方で、結果を出せばそれだけ出世も早く、相応に年収も上がるので、「結果のためには努力を惜しまない人」には向いていると言えるでしょう。
PwC FAS(PwCアドバイザリー)がやばいと言われる理由について解説してきましたが、逆に、やばい点をポジティブに捉えられる人は向いている人と言えます。
具体的には、以下の通りです。
PwC FAS(PwCアドバイザリー)は、FAS業務に関する知識・スキルを持っている人材を重宝します。具体的には、
~営業力~
~知識・スキル(資格)~
上記に該当する営業力・スキルは、就職・転職において高学歴以上に重宝される部分ですので、取得に向けて努力を惜しまないことが大切です。
幅広い業務範囲・量、残業時間も長くなるため、相応に肉体的・精神的負担も大きくなります。ただ、プロジェクト成功後にはクライアントからの信用を勝ち取れるだけでなく、高額なインセンティブ報酬として給与に反映されるので、充実とやりがいがある企業でもあります。
そのため、「時間外においても自己投資を惜しまない」「残業=キャリアアップと捉えることができる」「率先して学ぶ姿勢」を持っている方は、PwC FAS(PwCアドバイザリー)に向いていると言えるでしょう。
PwC FAS(PwCアドバイザリー)のやばいと言われる理由、向いている人の特徴について解説しました。
PwC FAS(PwCアドバイザリー)は、M&A業務における全ての業務を一貫して行える数少ない企業です。それだけに転職難易度も高く、独学で目指すのは非常に困難です。
FAS業界に特化した転職エージェントを活用することで、就職・転職成功率を上げることができますので、PwC FAS(PwCアドバイザリー)を目指すなら、ぜひ検討してみてください。