KPMGは、FAS業界において「BIG4」とも称される、大手監査法人系ファームの一つに位置付けられます。大手企業の名に恥じないトップクラスの会計・財務、コンサルティング力を有しており、平均年収1,000万円以上と魅力的な企業である一方で、「KPMG FASはやばい」という評判も。
そこで、当記事では、
上記について、詳しく解説します。
監査法人系ファームの4大トップ「BIG4」に位置付けられるKPMG FASですが、一方でやばいと言われているのには、以下の理由が挙げられます。
KPMGは、財務・会計・税務・アドバイザリー業務における一貫したプロジェクト管理を担っているので、相応に業務量が多くなります。また、複数案件を同時並行することも珍しくなく、一人一人の負担のやばさが伺えるでしょう。
入社(中途採用含む)間もない時期は、約6~8ヶ月スパンで各部門をローテーションすることが多く、様々な業務経験を積める反面、下手すると何も身に付かないまま“たらい回し”される配属リスクも生じます。
また、KPMG FASのような大手企業はOJT研修(先輩上司に付いて現場訓練)がベースになっているので、タイムスケジュールは全て先輩上司主導になる点も要注意です。特に経験が浅い時期は、スキル取得も重要で、業務の合間を縫って同時並行せざるを得ないため、必然的に業務量も過酷なものになるでしょう。
KPMG FASは、プロジェクト単位で業務を遂行するので、毎日が多忙というわけではありませんが、平均すると40~60時間になるようです。また、前述の通り、複数案件で同時並行することも珍しくなく、時には100時間も超えることも。
プロジェクト終了後は長期休暇も取れるので、他方面で見ればメリハリがついてるとも言えますが、「定時で退社したい」「1日のタイムスケジュールを優先したい」という方にとってはやばいと感じる部分でしょう。
KPMGは世界144ヵ国に、総勢236,000人以上の従業員を擁し、各々が世界トップクラスの知識・スキルを兼ね備えています。それの意味するところは、生半可なレベルでは生き残れない完全実力社会だということです。プロフェッショナルチームである以上、結果を何より重視するため、プロジェクトの成否が今後のキャリアプランに大きく影響することは間違いないでしょう。
プロジェクトの進捗が優先される業界ですので、相応に拘束時間も延びる傾向にあります。例えば、
上記のようなケースだと、時間外労働で補填することも珍しくありません。特に、KPMGのようなBIG4系FASは、相応に抱えるプロジェクトも多くなるため、プライベート時間の減少は覚悟する必要があるでしょう。
KPMG FASのやばい点について解説しましたが、逆にどういった人材が向いているのかも、以下で解説します。
極端な話、前述で解説したKPMG FASのやばい点をメリットと捉えることができる人は向いていると言えます。具体的には、
上記のように、向上心且つプロフェッショナル思考を兼ね備えている方はKPMG FASに向いています。
KPMG FASの最大のメリットは、認知度の高さにあります。認知度が高いということは、相応に社会的信用度合いも大きいことを意味し、BIG4ともなればなおさらです。
将来さらなるキャリアパスを検討している方にとっても、MIG4のネームバリューは有利に働くことでしょう。
プロフェッショナルの集まりの中で、自分の色を出していくのは生半可な努力では到達できない領域です。ですが、言い方を変えれば努力次第でどこまでも目指せるわけで、KPMG FASのトッププレイヤーともなれば年収数億円も実現可能です。
そのため、目標のために努力を惜しまないプロフェッショナルタイプに向いている企業といえるでしょう。
KPMG FASがやばい理由について解説しました。
FAS業界ならではの会計・財務・税務に加え、M&A成約後の統合プロセス(PMI)業務も行ったりと、幅広い業務を一貫して行えるのがKPMG FASの強みです。一方で、業務幅の広さから残業時間が長くなったり、BIG4系FAS企業の一角として求められるプロクオリティに精神的負担を感じたりと、やばいと感じる方が多いのも、また事実です。
ですが、それ以上の高年収やキャリアパスが魅力的な企業となっておりますので、興味のある方はKPMG FASで自分の実力を発揮してはいかがでしょうか。