年収1,000万円以上も目指せるM&A業界ですが、一方で「M&A業界への転職は後悔する」という情報が散見しているのもまた事実です。
そこで当記事では、
上記について、詳しく解説します。
目次
【未経験者必見】M&Aの転職で後悔する人の3つ特徴とは?失敗しないための4つの対策を伝授... 1
1-1-2.M&A佳境時の残業時間は100時間を超えることも... 1
2-1.転職後のキャリアプランを具体的にイメージする... 2
M&A業界への転職で後悔する人の特徴は、以下の通りです。
上記について、以下にまとめます。
冒頭でもお伝えした通り、M&A業界は年収1,000万円以上も目指せる魅力的な職業の一つです。例として、上場企業における年収ランキング1位を独走中のM&Aキャピタルパートナーズは、平均年収3,161万円(2022年9月期時点)と1,000万円を遥かに超えるほどです。
とはいえ、高年収の裏には過酷な業務量・精神的負担が大きいこともまた事実です。M&A業界はインセンティブ(成果報酬)制度を導入している企業がほとんどで、1案件あたりの報酬が高く設定されています。言い方を変えれば、1案件の成約の有無が年収に大きく影響してくるということです。
M&Aの案件はただ待っていれば突然降ってくるものではなく、地道な営業活動が必須です。候補企業を探すためのロングリストの作成やテレアポ、企業訪問など毎日数百件に及ぶ営業活動を行い、結果として成約が0ということも珍しくありません。やっと候補企業が現れたとしても、M&Aプロセスの進行中、条件の不一致から突然不成立、なんてことも当然あります。そのため、断られても挫けない忍耐力や向上心、僅かなチャンスをものにする営業力が試される業界とも言えます。
毎日が忙しいわけではありませんが、M&Aの交渉~契約段階にかけては気が抜けない期間となり、相応に残業時間も延びる傾向にあります。また、複数案件を同時並行で進行することも珍しくなく、時には100時間も超えることも覚悟しなくてはなりません。
そのため、「家庭の時間を大切にしたい」「定時退社は絶対」という方には不向きです。
M&A転職後1~2年程度は、見習いとして先輩上司に付いて業務を学ぶ期間となります。当然、タイムスケジュールは先輩上司主導になるため、結果的に振り回されることになります。それだけでなく、知識・スキル取得の時間も確保する必要があり、必然的に拘束時間が延びることも覚悟しなくてはなりません。経験が浅い内は、実務経験とスキル習得の両立が求められるので、1~2年は過酷であることを覚えておきましょう。
M&A業務は部門ごとに役割が変わるため、経験が浅い内は各部門をローテーションで回るのが一般的です。様々な業務の経験を積めるという点ではメリットですが、反面、「業務経験が浅いまま次の部門に転属されてしまう」「希望する部門に回してもらえない」といった配属リスクを抱えることにもなります。
そのため、自分の求めていた理想とのギャップに苦しみ後悔する人も多いようです。
M&A業界での転職で後悔しないための対策は、以下の通りです。
M&A業界は、各企業で仕事内容や働き方、必須技能・資格など様々で、自分のイメージに合った企業を探すことが転職リスクを減らす近道になります。
具体的には、
etc…
上記以外にも、より具体的なイメージを持って転職に臨むことが大切です。
M&A業界は高い営業力が求められるので、現職が営業職である場合は有利に働きます。
とはいえ、営業ができるだけは弱く、
現職において、高水準の営業力を発揮していた点を説明できれば、ライバルとの差別化を図ることにも繋がります。
M&Aに有利な資格は、以下の通りです。
資格の有無は、転職においても大きな指標になります。また、自分の希望する業務がある場合、それに見合った資格を取得していれば、配属リスクを回避することにも繋がります。
M&A特化転職エージェントを活用するメリットは、以下の通りです。
M&A業界は、その秘匿性から事前対策が困難とされており、業界経験者視点からアドバイス・サポートを受けられるのは大きなアドバンテージになります。
後悔のない転職を目指すなら、転職エージェントの活用は必要不可欠と言えるでしょう。
M&A業界への転職で後悔する人の特徴と対策術について解説しました。
転職で後悔する人に共通することは、理想と現実の乖離にあります。高度な営業力と専門的な知識・スキルが求められるため、転職難易度は高めですが、相応の報酬とやりがいを得られる魅力的な業界でもあります。また、転職成功率を上げる手助けとして転職エージェントは非常に有効なサービスですので、ぜひご利用ください。